事務所設立・独立開業の挨拶状の書き方と文例・例文

事務所設立・独立開業の挨拶状の書き方と文例・例文

事務所の設立・独立開業の通知(案内)は、くだけすぎず、堅苦しくなりすぎないことが大切です。明るく力強い表現で、意欲が感じられる文面にするのがポイントです。せっかくの機会ですから、単に開業日や場所の案内をするだけでなく、仕事の得意分野や特徴などもさりげなくPRするようにしましょう。なお、発信日は、○月○日と書いても、○月吉日と書いてもかまいません。

 

事務所設立の挨拶状 縦書き用(文例/例文)

謹啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

 

さて、私儀(わたくしぎ)、このたび左記に○○建築設計事務所を開業する運びとなりました。△△建築事務所在職中は、公私にわたり数々のご指導を賜り、心より感謝申し上げます。主として住宅の設計を手がける予定でおりますので、倍旧のお引き立てを賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 

右、略儀ながら書中にてご挨拶申し上げます。 敬白

 

      ○○年○月吉日
                                 山 田 ○ 夫

 

                  記

 

                   株式会社○○建築設計事務所
                   〒○○○ー○○○○
                   東京都○○区○○1−1−1
                   TEL(03)・・・・・・・・・・・・・・・・
                   メールアドレス

 

独立開業の挨拶状 縦書き用(文例/例文)

拝啓 皆さまには、ますますご清祥の趣大慶に存じます。〇〇株式会社在職中は、ひとかたならぬお世話になり、ありがとうございました。

 

さて、私儀、このたび○○社を円満退社し、自分の事務所を開設いたしました。○○社時代に学んだ技術を生かして、グラフィックデザインを手がけていきたいと思っております。
未熟な私に、はたして独力で初志を貫徹できるものか、多少不安は残っているものの、皆さまのご厚志を忘れず、地道に努力していくつもりです。不慣れなところもあろうかとは存じますが、今後とも倍旧のご厚情を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 敬具

 

◆ワンポイントアドバイス
独立や開店・開業を知らせる手紙では、次のようなものが末文に用いられます。

  • なにとぞ格別のお引き立てを賜りますよう、お願い申し上げます。
  • お気軽にご用命ください。
  • 変わらぬ御愛顧のほど、お願い申し上げます。
  • まことに至らぬ身ですが、精一杯のご奉仕をさせていただきたいと存じます。

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