拝復 お手紙拝読いたしました。ご子息様もはや就職活動の時期、貴兄にもいろいろとご苦労のことと拝察いたします。
さて、〇〇産業へ私から口添えを、とのご依頼ですが、お役に立つことであれば喜んでその労をとらせていただきます。しかしながら、先日様子を聞いたところによりますと
、なにぶん不況の折から来春の新採用者につきましては、現在のところ考えていないとのことでした。また、少数の募集が実施される可能性も残されてはおりますが、その際も縁故による採用は難しく、試験の成績を重視するそうなのです。
日ごろ親しくおつき合いをいただきながら、かようなご返事しかできず申しわけありません。右の状況につき、なにとぞご了承くださいますようお願い申し上げます。
取り急ぎごご報告まで。 敬具
◆ワンポイントアドバイス
依頼の対象となる状況を具体的に説明し、自分にとってどこまで努力することが可能かをはっきりと伝えます。上の例のように就職の斡旋を依頼されたとき、先方は同時にいくつかの手立てを講じていることも考えられます。問い合わせ先である会社から、よい返事がもらえなかったら、速やかに頼りを出しましょう。
スポンサードリンク
|