●義理と人情にはさまれるとき…
お世話になった人や、自分を信頼してくれる人からの頼みごとを断るのは、心苦しいものです。しかし、期待に応えようと無理をすれば、相手はもちろんそれ以外にまで迷惑
をかけてしまうことになりかねません。
人間関係を保つためにはとの気持ちが先に立ちますが、安易に引き受けることもできず…。
まず依頼の内容をよく検討し、断る決心がついたら、その意思を伝えます。この点、手紙という手段は有効ですが、明確な断りの意志が書かれていなければならないのは、直接話す時と同じと言えます。
●失礼と誤解のないように…
なぜはっきりと断りの意志を示すべきかと言えば、それは誤解を生じないためです。主旨が通じなければ相手の心情をも害することになります。
そして理解をしてもらうには、こちらの事情説明が必要になりますが、これはくどくど書かないようにしましょう。
また、頼りにしている相手に感謝する言葉を忘れずに書き添えたいものです。
場合によっては、イエス・ノーだけではなく、どんな形でなら応じられるか、協力できるかを申し出るようにします。いずれにしても、断わる時にはあいまいな表現を避け、
失礼のないように書きましょう。
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