冠婚葬祭のマナーを知るお役立ちガイド

冠婚葬祭とマナーについて

各地域によっては 「礼儀作法」 「しきたり」 などに多少の
違いがありますことをご了承ください。

 

本サイトでは、人を大切にする心づかいを形として表すことを基本にして、冠婚葬祭
のいろいろな行事に参加するときのマナーを、主催者側と参列者側の両方の立場にな
って解説しています。

 

… 人生節目のお祝い事(長寿祝い・七五三・成人祝いなど)
… 結婚祝い(晴れの日のお祝い)
… 葬儀・お悔やみ事
… 季節のしきたり(お見舞い・おつきあい他)

 

冠婚葬祭には、相手を敬いながら人間関係をスムーズに維持していくため常識として、
大切なマナーがあります。

 

では、「冠婚葬祭のマナー」 といいますと、どのような言葉が連想されるでしょうか・・・?

 

結婚祝い 披露宴 出産祝い お返し のし袋の書き方 長寿祝い 還暦祝い
お見舞い 上司 葬式 葬儀 法要 通夜 香典の費用 金額や相場 食事マナー
参列の際の服装 しきたり おもてなし 人づきあい 言葉づかい 近所づきあい
贈り物 感謝の気持ち

 

……など、たくさんのことばが思い浮かびます。

 

それだけに、 「社会生活イコール冠婚葬祭マナー」といってもいいのかも知れません。

 

人はだれしも、自分が大切にされていることを実感したときは、うれしいものです。
ですので、身近な人たちに対してだけでなく、初対面の人やビジネス関係の人などに
対しても、つねに相手の立場になって考え、相手を尊重し、相手の気持ちを大切にす
る接し方を心がけたいものです。

 

冠婚葬祭というセレモニーのなかでも、誕生・結婚・葬儀は、人生の最も大きな節目
となる三大セレモニーです。

 

誕 生 〜 帯祝い・出産祝い

■安産を祈る帯祝い
人生のはじまりでもあり、最も輝く瞬間である誕生には、出産の無事を祈る帯祝い(おびいわい)があります。帯祝いとは、妊娠5か月目の戌(十二支の11番目)の日に妊婦が腹帯(ふくたい)を巻き、安産を祈る儀式です。

 

●お祝いを贈るときは〜
帯祝いのお祝いは、妊婦の負担を考慮して、ごく身近な人を招いて、簡単に祝うと良いでしょう。大げさな祝宴は避けるように妊婦に配慮しましょう。

 

●お祝いに招かれた側〜
マタニティーウエアや育児書、タオル、石けんなど実用品をお祝い品として持参しましょう。表書きは 「御祝」 「寿」 「御帯祝」 「戌」 などとします。

 

■出産祝いとお返し
出産は、新しい生命の誕生です。家族だけでなく、周囲の人にとってもうれしいものです。みんなで共に喜びを分かち合いましょう。

 

●出産祝いはお祝いのことば(お祝い状)を添えて〜
出産祝いは、赤ちゃんが生まれてから、生後7日〜1か月(お宮参り)以内に贈るようにします。事前に、何が欲しいかを本人や家族に希望を聞いておくと良いでしょう。のし・水引・表書き(祝儀袋)は……他、詳細は出産祝いをご覧ください。

 

結 婚 〜 結婚祝い

●結婚式(結婚披露宴)のご祝儀(結婚祝い)の相場
結婚祝いは、相手方との関係の深さや、自身の経済力に見合った金額を贈るものです。目安としての金額は、月収額の5パーセントになります。披露宴に出席した場合は、一般的に3万円が相場です。また、関東と関西では多少の差があり、全体の平均額では関西が若干高めとなっています。ひとりの出席で3万円のお祝いをする間柄なら、夫婦の場合は2人そろって5〜10万円が目安です。お祝い金が偶数の場合、「割れる」ということで嫌われることがありますが、10万円や2万円は例外のようです。たとえば、2万円の場合、「2」 はカップルを表すということで気にしないで贈られています。

注意
・お祝い金のお礼は新札(しんさつ)を使いましょう。
・自分が出席できない場合、包んだお金を人に託すのは失礼にあたりますので、
 結婚式の1週間前までに現金書留で贈るとよいでしょう。
・招待されてない時には、招かれた場合より少なめで、相手方との関係に関わらず
 5千円か1万円が相場です。
・遠方から結婚式に出席する場合、招待者側から交通費などを負担していただける
 場合がありますが、この場合は交通費を含めた金額を包む必要はありません。
 なぜならば、遠方の方を御招待するときは旅費、場合によっては宿泊費も、通常
 招待者側が負担するのが礼儀だからです。

……他、詳細は 結婚祝いをご覧ください。

 

葬 儀 〜 葬 式

■危篤・臨終
●いざというときのために知らせたい人を決めておく
死は突然訪れることが多く、いざというときに、本人がだれに会いたいのかがわからず、連絡できないことがあります。そんなときに備えて、日頃から、住所録の整理をしておきましょう。たとえば、危篤時に来てほしい人・通夜から出席してほしい人など、準備しておくことによって、いざというときに家族が速やかに連絡することができます。

 

●臨終を迎えたとき
臨終を告げられたときの主な連絡先
・親族
・菩提寺の僧侶
・勤務先、関係団体、自治会、町内会
・故人が学生の場合は学校

 

家族の友人や知人、勤務先、故人の恩師や学生時代の友人などには、
通夜と葬式の日取りが決まってから知らせます。

 

●お葬式のマナー
お葬式のマナーを並べて見ますと、
・お悔やみのことば・通夜や葬儀の服装・香典の表書き
・香典の目安(相場)・香典の供え方・出棺の見送り・合掌のしかた
・お数珠のあつかい方・お焼香の一般的なしかた

 

などがあります。……他、詳細は >葬式 マナーをご覧ください。