定年退職祝い
サラリーマンなら、いつか通る道である定年退職。この日を迎える人の心境は千差万別と言えましょう。ただ、共通しているのは、長い間慣れ親しんだ職場を離れることの寂しさを、だれもが感じること。途中退職の場合も同様です。
>>定年退職の挨拶状(自分の退職をお知らせする)の書き方と文例はこちらへ
>>早期退職・中途退職の挨拶状の書き方と文例はこちらへ
家族全員でねぎらう
家族は全員でねぎらってあげましょう。子供たちが記念品を贈ることもありますが、最近は夫が定年退職を迎えたら、夫婦で旅行に出かける人もいます。こんなときは、子供たちからお小遣いや旅行をプレゼントするのも喜ばれるかも知れません。
会社でのお祝い
会社でのお祝いのしかたは、会社の慣例に従って行うようにします。餞別の品の金額もしきたりどおりにして、記念品を贈るなら相手の好みに合ったもので、少し値の張るものを皆で贈るのが一般的です。いずれにしても、「長い間お疲れさまでした。今後とも相談に乗ってください」と、今後の気を引き立てるように心がけ、その労をねぎらいたいものです。
お祝い金の金額/相場
贈り先 |
金 額 |
---|---|
勤務先関係(個人単位) |
3,000円〜5,000円 |
友人・知人 |
5,000円〜10,000円 |
兄弟姉妹 |
10,000円〜30,000円 |
親 戚 |
5,000円〜30,000円 |
※上記は、目安ですので参考にして下さい。不安な場合は、多めにしましょう。
定年退職の人へ餞別のお金を贈るときは、必ず紅白の水引を蝶結び (関西はあわじ結び) にしてかけます。
表書き
一般的には、御祝、御退職御祝、祝定年御退職です。
ほかに一例として、
- 定年退職した人へ贈る記念品に 「御引退記念」
- 自分の意思で、会社の役職から退いた人へ贈る記念品に 「御勇退記念」
- 会社から退職の記念品を贈る場合は、「記念品」
- 途中退職で会社を去る人に、はなむけの金品を贈るときに 「御餞別」(おせんべつ)
- 途中退職で会社を去る人に、餞別の品を贈るときに 「粗品」(そしな)
- 退職で会社を去る人に、はなむけの金品を贈るときに 「御贐」(おんはなむけ)
水引 (祝儀袋の上に結ぶ紐) は紅白の蝶結び (ただし関西のお祝い事は「あわじ結び」を使用する慣習があります。
お返し
お祝いのお返しは通常必要ありません。退職してしばらくしてから、近況報告を兼ねた礼状を出すのが一般的です。