結婚記念日
結婚記念日は、人生の節目の祝いであるとともに夫婦円満を祝うものです。子供や兄弟姉妹が企画して祝福するのもよいでしょう。
結婚記念日の祝い方
結婚記念日を祝う習慣は、もともとはイギリスで始まった風習です。それがアメリカに伝わり、記念日の数も多くなっていったようです。日本で広く知れわたったのは、明治27年に明治天皇と昭憲皇后が銀婚式をお祝いされたことがきっかけとされています。
アメリカでは毎年、記念日の呼び名にちなんだ贈り物をし、友人・知人を招いてパーティを催します。日本では贈り物の内容にこだわらず、夫婦が互いにプレゼントを交換し合ったり、レストランでの食事や旅行を楽しんだりして祝うのが一般的です。
子供がいる場合は、「家庭の誕生日」(家庭の創立記念日)として、ファミリーで祝っても良いでしょう。
日本では、銀婚式と金婚式が、とくに結婚記念日の代表的な名称ですが、銀婚式(25年目)には、身内やお世話になっている人を招待してパーティーを開いたり、金婚式(50年目)には、子供や孫が中心になって、夫婦の体調に配慮し、自宅で簡素な祝宴を催す方法もあります。
結婚記念日のお祝い品
結婚記念日の祝宴に招かれた場合は、お祝い品を持参します。それぞれの記念日にちなんだ贈り物を選んでもよいでしょう。ただし、相手がお返しを気にするような高額な品物は避けるべきです。子供や孫がお金を出し合ってプレゼントをするのも喜ばれます。
お祝いに適した贈り物は、旅行券・健康器具・布団・茶器などの記念品・カタログギフトなど。お祝い品の表書きは、赤白の蝶結びの水引に、
「祝結婚記念日」 「祝銀(金)婚式」 「銀(金)婚式御祝」 とします。子供たちがそろって贈るときには 「子供一同」 などと書きます。
お返し
お返しは、夫婦が祝宴を主催した場合は引出物を用意します。
表書きは「内祝」「寿」「○婚式記念」 とし、夫婦の連名にします。
結婚記念日の名称と贈り物
年 数 | 名 称 | よみがな | 贈り物 |
---|---|---|---|
1年目 |
紙婚式 |
かみこんしき |
紙製品(アルバム・手帳・日記帳) |
2年目 |
綿婚式 |
めんこんしき |
木綿製品(ハンカチ・エプロンなど) |
3年目 |
革婚式 |
かわこんしき |
皮革製品(財布・バッグ・ベルトなど) |
4年目 |
花婚式 |
はなこんしき |
花・書籍類・詩集 |
5年目 |
木婚式 |
もくこんしき |
木製品・観葉植物 |
6年目 |
鉄婚式 |
てつこんしき |
鉄製品(ネックレス・カフスボタン) 菓子類 |
7年目 |
銅婚式 |
どうこんしき |
銅製品(銅製の食器など)毛織物(マフラー・ひざ掛けなど) |
8年目 |
青銅婚式 |
せいどうこんしき |
電気製品 |
9年目 |
陶婚式 |
とうこんしき |
陶器類(茶碗・カップ・花瓶など) |
10年目 |
錫婚式 |
すずこんしき |
錫・アルミ製品・装飾品 |
11年目 |
鋼鉄婚式 |
こうてつこんしき |
スチール製品・ステンレス製品・鍋 |
12年目 |
絹婚式 |
きぬこんしき |
絹・麻製品(スカーフ・ネクタイなど) |
13年目 |
レース婚式 |
れーすこんしき |
レース製品 |
14年目 |
象牙婚式 |
ぞうげこんしき |
象牙製品(夫婦箸など) |
15年目 |
水晶婚式 |
すいしょうこんしき |
クリスタル製品(グラス・アクセサリー) |
20年目 |
磁気婚式 |
じきこんしき |
陶磁器製品(食器・置物など) |
25年目 |
銀婚式 |
ぎんこんしき |
銀製品(食器・アクセサリーなど) |
30年目 |
真珠婚式 |
しんじゅこんしき |
真珠(指輪・アクセサリーなど) |
35年目 |
珊瑚婚式 |
さんごこんしき |
珊瑚やひすいを使ったアクセサリー |
40年目 |
ルビー婚式 るびーこんしき ルビーの指輪・アクセサリーなど |
るびーこんしき |
ルビーの指輪・アクセサリーなど |
45年目 |
サファイア婚式 |
さふぁいあこんしき |
サファイアの指輪・アクセサリーなど |
50年目 |
金婚式 |
きんこんしき |
金製品(金箔の漆器・アクセサリー) |
55年目 |
エメラルド婚式 |
えめらるどこんしき |
エメラルドの指輪・アクセサリーなど |
60年目 |
ダイヤモンド婚式 |
だいやもんどこんしき |
ダイヤモンドの指輪・アクセサリーなど |
75年目 |
プラチナ婚式 |
ぷらちなこんしき |
プラチナ製品・アクセサリーなど |