栄転のお祝いと昇進のお祝いのお祝い金・お祝い品と金額の相場

栄転のお祝い・昇進のお祝い

栄転・昇進などビジネス関係のお祝いは、職場によっていっさいやらないところ、比較的派手に祝うところなど、いろいろありますので、職場の習慣に従うのが原則です。

 

上司の栄転・昇進のお祝いの場合

上司の栄転のお祝い・昇進のお祝いは、所属部署の部下が幹事を務め部内で宴席を計画します。お祝い品や花束などを贈る場合は、部署全員からまとめて贈り、個人的な贈り物は避けるようにします。

 

特別にお世話になった上司に対して、個人的に 「お祝い」 を贈りたい場合には、勤務時間外に会社の外で渡すようにしたほうが良いでしょう。目上の人には現金を贈るのは失礼ですので、商品券やギフト券にしましょう。

 

ただし、目上の人でも海外に赴任する場合には、現金を贈るのが一般的です。金額は、国内の転勤よりも、多少多めに贈りましょう。

 

同僚や後輩の栄転・昇進の場合

同僚、後輩の栄転のお祝い・昇進のお祝いは、同期入社の有志でお祝いするのが一般的です。昇進や栄転には個人差がありますので、昇進できなかった人に対する配慮が必要ですので、お祝いの会は派手過ぎないように行うのが賢明です。

 

一般的な後輩に対するお祝いは、改まった「お祝い」よりも、食事に誘う程度のほうが、相手の負担にならず、喜ばれるでしょう。昇進祝いでどうしてもお祝い品を贈りたい場合は、ベルト・ネクタイ・名刺入れ・手帳など、仕事関連や趣味の品などが一般的です。

 

お祝いを渡すとき(贈る時期)

お祝いの贈り物を渡すときは、祝賀会の席場で渡すのが一般的です。お祝い会を開かない場合は、辞令が出てから着任までの間に渡します。また、引越しのことをじゅうぶん配慮して、かさばらないものを選び、遅くても一週間ぐらい前までに贈るようにします。

 

>>栄転・昇進のお祝い状はこちらへ

 

お祝い金の金額/相場

贈り先

金  額

     勤務先関係(個人単位)

  3,000円〜10,000円

     勤務先関係(部課単位)

  10,000円〜30,000円

     友人・知人

  5,000円〜10,000円

     兄弟姉妹

  10,000円〜30,000円

     親  戚

  5,000円〜10,000円

※上記は、目安ですので参考にして下さい。不安な場合は、多めにしましょう。

 

表書き

栄転祝い・昇進祝いの表書きは、栄転なら 「祝御栄転」 「御栄転御祝」昇進祝いなら 「祝御昇進」 「御昇進御祝」どちらの場合でも使えるのですが、 「御就任御祝」ですが、専務や社長など、ある程度高い地位についた人へのお祝いに使います。

 

水引は紅白、蝶結び、のしつき。贈る側の名前は、目上の人を一番右にして全員の名前を書きます。書ききれないときは、代表者の名前を書き、その左に「外一同」と書き加えます。代表者以外の人の名前は別紙に書き、中包みに入れます。

 

お返し

昇進祝いの「お返し」は通常必要ありません。栄転で贈り物や餞別を頂戴した場合には、着任後のあいさつを兼ねて 「お返し」 を贈ります。以前所属していた職場に送る場合は、着任地の特産品などが一般的です。あて先は、個人宛ではなく職場宛にし、お世話になった「お礼」として届け、礼状も添えるようにします。

 

>>お礼状の文例集はこちらへ

 

栄転(昇進)お祝い時の注意すること

正式な辞令を確認してからお祝いの会を催したり、贈り物をしましょう。送別会や祝賀会の計画は、あらかじめ本人の予定などを確認してから進めるようにしましょう。また、職場によって、会の催し方法が異なることがありますので、その場合は慣例にしたがって行いましょう。