お礼状の書き方/文例集
私的なお礼状と儀礼的な色彩の強いお礼状では、書き方を変える必要があります。お礼状の性格を踏まえて書き分けましょう。
文例集
様々な生活シーンでのお礼状の文例集(個人・ビジネス)
- お祝い金をいただいたときのお礼状
- お中元のお礼状
- お歳暮のお礼状
- 結婚祝いのお礼状
- 出産祝いのお礼状
- 初節句のお礼状
- 入学祝い・入園祝いのお礼状
- 成人祝いのお礼状
- 退職・定年退職祝いへのお礼状
- 息子の嫁へ誕生祝いのお礼状
- 就職内定でお世話になった場合のお礼状
- 新築祝いのお礼状
- 送別会と餞別に対するお礼状
- 就任祝いへのお礼状(取引先へ)
- 香典返しを受け取った報告(お礼状)
- 七五三のお祝いをもらった時のお礼状/はがき用
- 贈り物をいただいたお礼と挨拶
- 餞別・記念品(贈答品)をいただいた場合のお礼状
- 開店祝い・開業祝いのお礼状
- 前任地でお世話になった上司へのお礼状
- 受験で息子が泊めてもらった親族へのお礼状
- 遺失物(忘れ物・落し物)を届けてくれた方へのお礼状
- 入院中に見舞ってくれた上司へのお礼状
- 病気見舞いに対するお礼状
- 災害(水害・地震)見舞いに対するお礼状
- 会葬のお礼状
- お悔やみ状をくれた知人へのお礼状
- 息子(子供)の就職先を紹介してくれた知人へのお礼状
- 仲人/媒酌人をしてくれた上司や一般的なお礼状
- 披露宴スピーチ(祝辞)をいただいた人へのお礼状
- 新婚旅行先からのお礼状
- 借金のお礼状/お金を貸してくれた友人へ
- 受賞祝いへのお礼状
- 栄転祝いへのお礼状
- 役員就任祝いへのお礼状
- 社長就任祝いへのお礼状
- 人を紹介してくれたときのお礼状
親しい人には、前文を省いてお礼のことばからでもよい
とくにお世話になっている人や目上の人へ出すお礼状は、形式にのっとって前文から書き出し、丁重にお礼のことばを述べます。
親しい関係であれば、冒頭から 「大好物のメロンをありがとう!」 のようにお礼のことばから書き出したほうが謝意が伝わります。そして、贈り物をどのように味わったか、あるいは利用しているかを、できるだけ具体的に書き、末文では、健康を祈ることばなどでまとめます。お礼の気持ちを伝えるのが目的ですから、ほかの用件などを長々と書くようなことは控えましょう。
礼状には、子どものようすを書き添えて
出産祝いや初節句祝いに対するお礼状なら、子どもの表情や成長ぶりも具体的に書き添えると、感謝の気持ちがより伝わります。また、慣れない育児でてんやわんやしている親の様子などを書くのも、ほほえましくて相手に喜ばれます。小学校の入学祝いをいただいた場合は、子ども自身もある程度の文字は書けるでしょうから、本人が書いた礼状も同封するようにしましょう。
現金を贈られたときは?
現金を贈られた場合は、受け取ったらすぐに電話でお礼を述べましょう。相手は無事に届いたかどうか気にしているはずですから、早く連絡するに越したことはありません。電話だけですませるのは、誠意に欠けますから、あらためてお礼の手紙を出すようにしましょう。
親しい人にははがきでもかまいませんが、目上の人には封書にするのが礼儀です。
成人祝いへの礼状は、心境や抱負を盛り込む
目上の人に対する礼状でも、若い人が書く場合は、前文を省略してお礼のことばから書き出しても失礼にはなりません。むしろ、そのほうが新鮮な文面になるでしょう。お礼のことばに続けて、成人の日を迎えた感想や、これからの抱負・夢などを述べ、最後は、今後の指導を願うことばで結ぶと、ていねいな印象を与えます。
就職内定の礼状は報告から書き出してもよい
就職先を紹介してもらい、内定が決まったときなども、前文を省略して、「とり急ぎご報告申し上げます。本日、○○会社への就職が内定いたしました」 といった書き出しをしてもよいでしょう。
なお、就職先を紹介してもらったような場合は、直接会ってお礼をいうべきです。手紙だけですまさずに、後日、きちんと挨拶に伺いましょう。