近所付き合いのマナー
近所付き合いの基本挨拶
近所付き合いのマナーとして、最も基本的なことは 「挨拶」 です。近所の人が無愛想ですと、こちらのほうは気分が良くないものです。他人の場合も一緒です。せめて顔を見合わせたら 「こんにちは」 などの基本的な挨拶をしたいものです。どうしても人見知りぎみでしたら、顔を合わせたときぐらいは軽く会釈をするようにしましょう。
また、慣れ親しんできますと、お互いに交流が多くなってきますが、金銭の貸し借りだけは絶対にしないようにしましょう。ゴミの収集日はきちんと守るようにして、町内会の寄付金などは、周囲に合わせましょう。
引っ越ししてきたら隣近所に挨拶(挨拶回り)
一戸建てに引越してきた場合は、少なくとも隣近所には、タオルなどを持参して挨拶に伺いましょう。また、町内会の世話役の方にも挨拶にいき、ゴミの出し方などについて尋ねておきましょう。
マンションやアパートの場合も、両隣や上下の階の人にも挨拶をします。とくに家族に子供が居る場合、子供のにぎやかな声などが響くことがありますので、あらかじめそのお詫びをし、気になることがあったら遠慮なく注意してもらうように話しておきましょう。
近所付き合いをして引っ越すときに注意しなければならないこと
引越すときは、親しくしてたご近所の人に、せめて10日前には話しておきましょう。その際に引越し先の住所を伝えておくと、その後の何かあったときに連絡が取りやすくなります。他には、電気、ガス、水道、電話、新聞などの精算をしておきましょう。郵便物は、郵便局で郵便物転送願いの手続きをとりましょう。
引越しの際の粗大ゴミは、早めに連絡し引き取ってもらいましょう。引っ越す当日には、もう一度ご近所の人に挨拶をしましょう。
長期の間、家を空けるときには?
旅行などで長期に家を空けるときは、近所で親しくしている人に話しておきましょう。留守の間、家の様子を気にかけてもらっていると安心です。戸締り、ガスの元栓などしっかり確認し、牛乳や新聞は、電話して留守の間配達をストップしてもらいます。留守中に、宅配便などを預かっていただいた場合は、きちんとお礼をしましょう。
ペットを飼うときは糞などの始末に注意
近隣トラブルの原因のひとつでもありますペットを飼った場合には、近所迷惑にならないようし、飼い主が注意しなければならないのも、近所付き合いのマナーです。いくら可愛いペットでも、鳴き声や排便、排尿はやはり気になるものです。トイレや鳴き声のしつけ、人に噛みつかないようにするなどのしつけを飼い主は責任をもってしましょう。
ペットが死んだ場合は、自治体の清掃局に連絡をすると、きちんと処理をしてくれますが、家族同然に可愛がってきたペットならば、葬儀を出してあげるのも、飼い主の愛情ではないでしょうか。自治体や動物病院にたずねると、葬儀社や霊園を紹介してくれるようです。