出産で退職の挨拶状の書き方と文例・例文
会社として母性保護の特別な制度がなかったような場合でも、周りの心遣いにはひと言お礼の言葉を。
出産を機に退職する挨拶状
拝啓 朝夕はめっきり涼しくなりましたが、皆さまにはご清祥にお過ごしのことと存じます。
さて、私、〇月末をもちまして○年間勤務いたしました○○社を出産のため退社いたしました。在勤中、とくにこの半年間は皆さまから温かいご配慮いただき、あらためて厚く御礼を申し上げます。今後、当分は子育てに専念することになりますが、これまで受けたご指導を、家庭という仕事場でも生かしてまいりたいと考えております。いままで本当にありがとうございました。 敬具
出産退職の挨拶状
新秋の候、皆さまにはますますご活躍のこととお喜び申し上げます。
さて、私ごとですが、この九月末日をもって退職することになりました。と申しますのも、十二月に子どもが生まれる予定ですので、しばらくの間は家事と育児に専念することにしたのです。○○社に入社して六年。これまで無事に勤めてこられましたのも、皆さまのご支援、ご鞭撻のおかげと、心から感謝する次第です。今後とも、変わらぬご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。
まずは、退職のご挨拶かたがた、お礼申し上げます。 かしこ
○○月○○日
小 林 ○ 子
◆ワンポイントアドバイス
女性が、結婚や出産で退職する場合は、取引先まで知らせることはあまりありません。ほとんどが友人・知人に知らせることになるでしょう。ですから、自分の気持ちを素直に表現してもかまいません。当然、これまでのお礼を述べることを忘れてはいけませんが、「今後ともおつき合いを続けたい」という意思や「自分の幸せを分けてあげたい」といった言葉を添えても良いでしょう。
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