長寿祝いのお祝い状(文例・例文)
長寿祝いのお祝い状は、人生の先輩に尊敬の気持ちを込めて、ていねいに書きましょう。祝賀状はお祝いの前に届くと不吉とされていますので、誕生日かその直後に出すようにしましょう。
長寿祝いのお祝い状〜祖父の喜寿を祝う
おじいさま、喜寿のお誕生日おめでとうございます。77回目のお誕生日を迎えられるのですね。私なんか、たった25年でも、うれしいことがあったり、悲しいことがあったり、大騒ぎして生きてきたのに、おじいさまはどれほどいろいろなご経験をなさったのだろうと思うと、ほんとうに尊敬してしまいます。
父や母の幼少時代の話はよく聞かされて、ことあるごとに今の子どもたちは恵まれているといわれますが、父のそのまたお父さんにあたるおじいさまの子どものころはどんな時代だったのか、今度遊びに行ったとき、ぜひ話してくださいね。
どうぞお体に気をつけて、いつまでもお元気でいてください。 まゆみ
長寿祝いのお祝い状〜叔父の還暦を祝う
拝啓 いまだ暑さが残ります今日この頃、お元気でお過ごしでしょうか。
さて、おじさまにはご機嫌麗しく還暦をお迎えになり、この度還暦の祝宴を催されますとの由、誠にめでたく心からお喜び申し上げます。おじさまは体に少しも衰えが見られず、お子様方も社会へ巣立ち、第一線で活躍していることと存じます。機会がございましたら、是非健康法など伺いたいと存じます。宜しくお願い致します。おじさまにはより一層のご節制をいただき、ますますのご長寿を保たれるよう願ってやみません。
また、平均寿命が延びた昨今これからが人生を楽しむ時ですので、趣味に、お仕事にますますご活躍ください。祝宴の当日は遅れないように参上し、お祝詞を申し上げ、健康法などをご教示いただければ、幸いと存じます。まずは、書中にてお祝い申し上げます。ご健康と、ますますのご発展をお祈り致します。 敬具
長寿祝いのお祝い状〜恩師の古希を祝う
謹啓 余寒の候、ますますご清祥の趣、大慶に存じます。さて先生にはこのたび、めでたく古希をお迎えになられるとのこと、心よりお喜び申し上げます。思えば、私が大学で初めて先生の講義を拝聴させていただいてから20年。いつも皆で先生のお宅へお邪魔し、酒を飲みながら文学論を熱く語り合った頃が懐かしく思い出されます。思い思いの見解をにこやかに聞いておられる先生がひとたび語り始めるや、皆一斉にお話に聞き入ったものでした。皆にとってもあの頃学んだことはひととおりではなかったようで、今も旧友の誰かに会うたびに、当時の話があがります。
先生の古希を祝して、在京の旧友5人で相はかりまして、心ばかりの品をお送りいたしました。ご笑納いただければ幸甚です。どうぞ、いつまでもご壮健で、ご活躍されますようお祈り申し上げます。5人を代表いたしまして、私が書中にてご祝辞申し上げました。 敬白
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