事故見舞いの書き方と文例/例文
相手の精神的なダメージを考え、感情過多にならないように注意しましょう。
お見舞い状で避けるべき忌みことば〜消える・終わる・衰える・枯れる・壊れる・落ちる・離れる・分かれる・割れる・滅びる・飽きる・嫌う・退く・再び・繰り返す・重ねがさね・返すがえす
作業中に負傷した知人へのお見舞い状 (文例・例文)
冠省 ○〇会社在職中は、大変お世話になりました。平素はご無沙汰をいたしまして申しわけございません。
実は今日、久しぶりに電話をしたところ、○○課長から●●さんが作業中にけがをされたと聞き、驚いてこの手紙を書いております。私は今も営業職で現場によく出かけますが、機械に囲まれての工場でのお仕事は、危険を伴う大変なものだとずっと思っておりました。
聞けば右手親指の骨折のほかに裂傷も負われたとのこと。人手が足りないおりとはいえ、どうかご無理をされませんよう、一日も早い完治をお祈りいたします。
右、まずは書面をもってお見舞い申し上げます。 草々
◆ワンポイントアドバイス
事故の知らせを聞いたら、すぐに見舞い状を出しましょう。はがきにせず、封書を使います。見舞いの手紙には自分のことや別の用件には極力ふれず、けがの様子を気づかう文面を心がけます。
交通事故にあった先輩への見舞い
冠省 先輩が交通事故にあったと聞いてびっくりしました。バイクのベテランである先輩がなぜ、と思ったのですが、車道に飛び出した子供を避けるための転倒では仕方ないことですね。対向車、後続車がなかったのは不幸中の幸いでした。
けがも骨に異常なく、打撲ですんだとのこと、まずは安心しております。後ほどご家族にうかがって、病院かご自宅へお見舞いにまいりますが、どうぞお大事にしてください。
まずは書中をもってお見舞い申し上げます。 草々
子供がけがを負った友人への事故見舞い
前略 雄大君が野球の試合中、頭を打ったそうですが、経過はいかがですか。あの元気な雄大君のことだからリトルリーグの中心選手として、きっと夢中でボールを追って、フェンスにぶつかってしまったのでしょう。監督さんが機敏に動いてくださってよかったですね。脳波検査も異常がなく、すぐに家へ帰れたそうで私もひと安心です。
しばらくはおとなしくして、また活動が始まることを楽しみにしています。 草々
◆ワンポイントアドバイス
退院や全快が間近なことがわかっているときは、慰めだけにかたよらないようにしましょう。「もう大丈夫ですね」などと書き添えてあると、受け取った側もうれしいものです。
スキー場で骨折した友人への見舞い
前略 その後、足の具合いはどうですか。ギブスをつけた生活は不便なことだと思います。あの時少し離れたところから見たかぎりではどこか打ったかと思ったのですが、近づいたときの君の様子に驚きました。
東京に帰ってからは仕事に追われ、お見舞いにも行けずにすみません。今度の週末にきっと伺えると思うので、あらためて連絡します。君が好きそうな洋楽の新譜を何枚か手に入れましたので、楽しみにしていてください。
一緒に酒を飲めないのがちょっと残念ですが、今は我慢ですね。でも、それも近いうちに実現するでしょう。ではまた、お大事に。 草々
◆ワンポイントアドバイス
上の例は事故現場に居合わせた場合の見舞い状です。これとは別に、人から事故を聞いたときには、当人の容体はもちろん、それがいつだったか確認した上で手紙を出しましょう。先方にも都合があることなので、見舞いに出かける日時などはなるべく具体的に知らせるようにします。
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