お悔やみ状をくれた知人へのお礼状
最近では会葬礼状は、印刷したものを葬儀の帰りに参列者に手渡すのが一般的のようです。しかし、とくにお世話になった人やお悔やみ状をいただいた人には、落ち着いてから改めて礼状を出します。悲しい境遇ですが、暗いことばかり書くのは避けましょう。
お礼状〜お悔やみ状をくれた知人へ(文例/例文)
この度、夫一男の永眠に際しましては、ごていねいなお悔やみのお言葉と過分なご香料をいただきまして、まことにありがとうございました。
主人が病床にあって最後まで心にかけておりましたのは、仕事のことでございました。いま一度第一線に、との希望もかなわず志なかばで倒れたことは、故人もどんなに心残りであったろうかと思います。覚悟はしていましたつもりではございましたが、やはりいまだに信じられないような心地です。けれども、いたずらに悲しんでばかりもいられません。
今後は残された子供を大切に育てあげることが故人に報いることになろうと存じております。今後ともなにかにつけ、お力添えを願うこともあるかと存じますが、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
ここに故人生前中のご厚誼を深謝し、書中をもってお礼申し上げます。
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