お歳暮のお礼状〜書き方と文例・例文
贈り物をどのように味わったか、あるいは利用しているかを、できるだけ具体的に書き、末文では、健康を祈ることばなどでまとめます。お礼の気持ちを伝えるのが目的ですから、ほかの用件などを長々と書くようなことは控えましょう。
親戚へのお歳暮のお礼状
昨日はこちらも雪が降り、家の前の雪払いをしていたところ、宅配便にて○○が届きました。○○は家族みんなに大好評で、早速今朝からいただいております。師走で何かと忙しいときでしょうに、私どもにまでお気遣いをいただいて、本当に有難うございました。お正月にご一家で里帰りされるとのこと。○○ちゃんにも会いたいので、ぜひわが家にもお寄りください。楽しみにしております。
寒い日が続きますから、体調を崩さないようにご自愛くださいますよう。まずはとり急ぎお礼まで。
◆ワンポイントアドバイス
親戚などの親しい関係であれば、冒頭から 「大好物のメロンをありがとう!」 のようにお礼のことばから書き出したほうが謝意が伝わります。
仲人した夫妻からの初めてのお歳暮に
健一さん、幸恵さん、このたびはお心のこもった品をお贈りいただき、ありがとうございました。ごていねいなお手紙まで頂戴し、お二人のしっかりした暮らしぶりをかいま見た思いがいたしました。
結婚して初めて迎えるお正月が、希望に満ちたものでありますようお祈りして、まずはとり急ぎお礼まで。
◆ワンポイントアドバイス
新生活を思いやり励ますひとことを。
妻が代筆する場合(相手をよく知っているとき)のお礼状
このたびは御地の名産品をお歳暮にちょうだいし、まことにありがとうございました。いつもながらのお気遣いに恐縮しております。
転勤なさってもうすぐ一年ですが、そちらの暮らしには慣れましたでしょうか。ご出張などで上京のおりには、ぜひ遊びにいらしてください。
本日はまずはお礼のみにて。 かしこ
◆ワンポイントアドバイス
親しい相手には、お礼につづけてご機嫌伺いなどのひとことを添えて。
仕事(取引)関係者へのお礼状
拝啓 霜寒(そうかん)の候、皆様におかれましてはいよいよご清栄にお過ごしのこととお喜び申し上げます。
さて、このたびは誠に結構なお歳暮の品をご恵贈いただき、心から御礼申し上げます。日ごろお引立ていただくばかりか、このようなお心遣いを賜り、恐縮至極に存じます。今後とも変わらぬご高配を、当方からもあらためてお願い申し上げる次第でございます。
末筆ながら、貴社のますますの御発展をお祈りいたしまして、略儀ながら御礼申し上げます。敬具
他の言い回し
- お世話をおかけしているのは当方ですのに…
- 平素よりなにかとご面倒をおかけしておりますのに…
- 今後とも倍旧のご支援とご厚誼(こうぎ)を賜りますよう…
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