ご無沙汰のお詫び状の書き方と文例・例文
勇気を出して自分の非を認めて許しをこい、必要以上に関係が悪化するを防ぎましょう。日常、儀礼的に「いつもご迷惑をかけて…」と挨拶することがありますが、これはつまり「お世話になる」に近い意味なので、先方もある程度納得している場合が多いようです。そんなケースから「迷惑」では済まされないものまで、お詫びの原因と対象は実にさまざまです。そして詫びる側は、つい二の足を踏んでしまいがちです。
迷惑をかけたと思うとなかなか言い出せず、時期を逸した結果、信用問題にまで発展することさえあるわけです。詫び状を書く必要が生じたら、とにかく早めに筆を取り、後で後悔を残すことのないようにしたいものです。
詫び状 ご無沙汰のお詫び@(文例・例文)
拝啓 日中は暑いぐらいの季節となりましたが、ますます御清栄のこととお慶び申し上げます。こちらに引っ越して参りましてからもたまにはご連絡をと思っていたのですが、つい仕事が忙しかった為に去年の正月以来ご無沙汰をしてしまいまして、誠に申し訳なく存じております。おかげさまでつつがなく暮らしております。私もこちらの方言がすっかりうまくなり友人もたくさんできましたので、他事ながらご休心下さい。
私はその後結婚しましたが、相変わらずのんびりと生活しています。そちらはいかがですか。一段落つきましたら、久方ぶりにご挨拶かたがたお訪ねしたいと存じます。その時は宜しくどうぞ。
では、御無沙汰をお詫びするとともに、皆様のご健康をお祈り致します。敬具
詫び状 ご無沙汰のお詫びA (文例・例文)
拝啓 秋冷の候、浜田様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。折にふれて近況のご報告をと思いながら仕事にとりまぎれ、ついご無沙汰をいたしまして申しわけございません。おかげをもちまして私は仕事に、妻も家事に育児にと元気で過ごしております。長男も先月満2歳の誕生日を迎え、無事に成長を続けておりますので、他事ながらご安心ください。
向寒の折、ご自愛のほどお祈り申し上げ、お詫びかたがたご報告申し上げます。敬具
◆ワンポイントアドバイス
上の例のようなケースで、相手にとって気になるのはこちらの家族全員の安否です。短い文章の中にも個々の近況を漏らさずに書きましょう。
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